日テレ(日本テレビ)『カミングアウトバラエティ!! 秘密のケンミンSHOW』の2015年8月20日木曜日放送分は「緊急企画! 海無し県民! 爆笑激白スペシャル!」という回でした。

 

カミングアウトバラエティ 秘密のケンミンSHOW

 

中でも興味があったのは、冒頭で放送された「長野県民 熱愛グルメ 鯉 仰天の常識」です。川や池で見かけるコイです。

鯉を食べたことがないというスタッフさんに、長野県民は意外そうな顔をしていましたし、年に何回も食べるとか、嬉しいときも悲しいときも食べるとか、長野の人にとって鯉はかなり頻繁に食べられる魚のようです。群馬県・栃木県・岐阜県といった地域でも鯉は食べられていて、鯉を好んでいるのは長野県だけではないとのことでした。

長野には鯉屋さんがあり、皆さんそこで鯉を購入しています。私達がよく知っている川や池を泳いでいたりする鯉とは違う種類のようで、鯉屋さんが食用の鯉を育てて販売しています。特に、長野県佐久市では「佐久鯉」という、日本で唯一のブランドを持っているとのこと。池にいる観賞用の錦鯉などの鯉より小振りだそう。

 

http://www.sakucci.or.jp/koipj/index.htm

 

『信州佐久・佐久鯉ガイド』という佐久商工会議所が運営している、佐久鯉を紹介しているWebサイトがありました。

 

www.yonezawa-koi.com

 

でもネットで調べると山形県の米沢にも「米沢鯉」というブランドがあるみたいで……番組では佐久だけと言っていたような……。ちょっとよく分かりませんでした。

 

鯉屋で鯉を購入するお客さんは、切り身ではなく輪切り(胴切り)にしてもらっていました。内蔵もそのままに輪切り……ちょっとグロいですが。その内蔵の入ったまま輪切りにした鯉を、「うま煮」にするということ。

スタジオ出演していた峰竜太さんは長野県のご出身だそうです。峰さんが言うには、“鯉のうま煮”は「海の魚も追いつかない」ほど美味しいのだそうです。鯉の甘煮。

鯉のうま煮の作り方は、鍋に醤油と酒と大量の砂糖を入れ、そこへ鯉屋で購入した鯉の輪切りを内蔵を取ることなく丸ごと鍋に入れます。その後みりんをいれて煮込んで出来上がり、だそう。

 

 

cookpad.com

 

クックパッドにも鯉のうま煮の作り方が紹介されています。

鯉の味について、「ヤマメや鮎はさっぱりしているけど、鯉はこってりしている」と長野県民が言っていました。

鯉のうま煮については「身も美味しいんだけど、腹わたは独特の佐久鯉の味です」「海の魚には真似の出来ない味」「内蔵が美味しいから胴切りが食べやすい」「歯ごたえもよいし、ただ甘いだけじゃなくて苦味も入るし、スタミナ料理として最高です」とVTRに出演していた長野県民の皆さんは言っていました。

スタジオでも食べられていて、「身よりも内蔵の方が美味い」「内臓の方が色々な食感があって美味しい」「内臓だけ食べて終わる人がいっぱいいる」「山椒をかけたらほぼ鰻」「身に脂身もあってジューシーで角煮みたい」「コラーゲンも豊富で皮がプルップルで美味しい」と、内蔵も身も皮も全部褒められていました。絶賛の嵐。

鯉に含まれる栄養素はビタミンB1・D・Eで、効能は母乳の出が良くなる、肝臓病、糖尿病、緑内障、神経痛に良いのだとか。

 

http://www.sakucci.or.jp/koipj/

 

薬効は魚の中で最も多いといわれる「鯉」。たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル類をたっぷりと含み、利尿効果や血液循環・肝機能の改善、頭痛・冷え性などにも効果があるといわれています。

 

と、佐久鯉のWebサイトには栄養に関する情報があります。

 

 

山頭火というと、私は山頭火が湯治していた場所だと聞いて、大分の湯の平温泉へ行ったことがあります。昭和感、いえもっと古い雰囲気を感じさせる温泉街で、かなり良い、鄙びた雰囲気のする温泉街でした。決して華やかではないですけど。当時付き合っていた彼女と一緒に、2月に行きました。雪が積もっていて凄く寒かったです。人通りもあまりなく街を独り占め、二人占めしたかのような感覚でした。鯉料理が美味しかったです。

 

この引用文は、以前このブログで、お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんの俳句に関する記事を書いたときのものです。そうなんです。私は人生で一度だけ鯉料理を食べたことがあります。当時付き合っていた彼女と大分県の湯布院に旅行へ行ったとき、半日使って少し離れた湯平温泉へ行こうということになり、行った先で食べた鯉の定食でした。

 

www.yunohira-onsen.jp

 

駅名を忘れました。湯平だったかな? 私達が湯平へ行ったのが土曜日か日曜日だったかは忘れましたけど、駅には誰もいませんでした。駅前にも誰一人としていない状態で、2人で不安になっていたところに、タクシーが1台やって来て、すがるようにそれに乗って湯平温泉まで行ってもらいました。しばらく走ると山の中に見えてきたのが湯平温泉で、メインストリートとなっている石畳の坂が印象的でした。寒い時期だったので、石畳の道端には雪が避けられていて。

大正や昭和の、湯治場としての温泉地の雰囲気が色濃く残っている、ある意味で旅行のメインだった湯布院よりも私の望んでいた温泉地でした。湯平をメインに逗留したかったくらい。湯布院はねぇ……。

 

youtu.be

 

私が鯉料理を食べた店は、湯平温泉の入り口に店を構えていた「嬉し乃食堂」さんです。食べた鯉は鯉こくやあらいは臭みがなく、身が締まり、さっぱりして美味しかったです。これぞ鯉の味、というものは少なくとも私は感じなかったです。私は2月の寒い時期に行ったので、鯉こく(味噌汁)は特に美味しく感じられました。たぶんですけど、湯平の冷たい川で締まっているのでしょう。

この嬉し乃さんは、上の画像や動画を見てもらえれるとお分かりいただけると思いますが、まぁ古きよき日本の食堂なんです。tvkの散歩番組『キンシオ』のイラストレーター、キン・シオタニさんが小躍りして喜びそうな、昭和の映画に出てきそうな。

鯉を食べたのはその一回だけです。野菜や魚のうま煮は好きですので、鯉のうま煮は食べてみたい。

 

dysdis.hatenablog.com

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佐久鯉のうま煮

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