試験のシーズンなこともあり、採点をすることがしばしばある。回答者が理解できているかいないか、私の出す試験問題においては、だいたい30秒もあれば評価の判断はできてしまう。エコ計算でのモデルと同様なのだが、それでさしたる狂いはないと信じている。記述式な問題にしているので、回答者の意図をどう読むかで解釈が大きく異なる。私の場合は、まあよかろうが「優」、そして本当は合格水準はいっていないが、しかたないかなのレベルを「可」とし、何も学んでいない、出直しが必要を「不可」としている。そこでの5点や10点差の細かな違いはあるのか、そこにどんな意味あるのか、どうせ誰も明快に答えられるはずのない問いなので「良」はほとんどない。人物評価でも同様に客観的で細かな判断はしくいだろう。振り返ってみると、私自身も評価者から「不可」と判断されたことは数限りないくらいある。

以前このブログでも記したのだが(http://miketoy.hatenablog.com/entry/2013/02/28/081659)、1キロの1000と1024の差は、2.4%の差である。実際の企業のビジネスでは、それが利益になるかどうかの瀬戸際なことも多いので重要ではあるのだろう。世の中にはきちんと1円の単位まであわせる金融機関はあるようだし、センター試験においても1点差の合否が決まる大学もあるらしい。あるところでは団子状態になっているのだろう。そのようにキチンと合わないと怒られるのが財務諸表の世界である。個人においては、確定申告処理などはそれに相当するのだろう。きちんと結果の数値が合えば気持ちはよいのだが、細かさを追求するにはその仕組みを「理解する」という難問が立ちはだかる。

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photo by SalFalko